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「巨人」の誤解:ヤコブ・ベーメ①

2017/05/24 22:54:19 | 原理批判 | コメント:0件


 前回スウェーデンボルグ(1688 – 1772)の名を出したなら、ヤコブ・ベーメ(1575年 – 1624)に触れない訳にはいかないかと思います。
 ヤコブ・ベーメもヴィジョンを直接見それを語った人でした。無学な靴職人でしたが、1600年25歳の時より神の深淵な部分が開かれ、『アウローラ』などを著述し、後にヘーゲルに「ドイツ最初の哲学者」と称されるなど後世に影響を与え続ける人物です。
 ベーメはスウェーデンボルグより100年位前の人物です。スウェーデンボルグはヤコブ・ベーメ及び弟子の著作を読んだことがないと言っていますが(『巨人・スウェデンボルグ伝―科学から霊的世界までを見てきた男』サイン・トクスヴィグ著)、非常によく似ています。
 しかし、スウェーデンボルグは科学者としての視点を堅持した霊界報告書、ヤコブ・ベーメはキリスト教信仰者としての宗教哲学書、のような違いがあるかと思います。その価値に優劣はありませんが、あくまで個人の意見ですがベーメの方が深いかな・・・と思います。


 原理講義を受けた時に、天国の様子を一人の巨人に例えた話を聞いたことがあると思います。
原理講論第三章 人類歴史の終末論 第一節 神の創造目的完成と人間の堕落 (一) 神の創造目的の完成より引用します
『天国はちょうど、個性を完成した一人の人間のような世界である。人間において、その頭脳の縦的な命令により、四肢五体が互いに横的な関係をもって活動するように、その社会も神からの縦的な命令によって、互いに横的な紐帯を結んで生活するようになっているのである。このような社会においては、ある一人の人間が苦痛を受けるとき、それを見つめて共に悲しむ神の心情を、社会全体がそのまま体恤するようになるから、隣人を害するような行為はできなくなるのである。』
 引用前半部分です。(後半は統一教会を知っていればジョークとしか思えません)これは原理講論オリジナルの概念ではありません。

スウェーデンボルグ:
 『いまや素晴しきことを話し、それを伝えることが許された。私が知る限り、そのことはいままで誰にも知られなかったことであるばかりか誰の心にも思い浮かばなかったことである。つまり全天国は主に相応して、「聖なる人間」の形につくられているということがそれだ。そしてその人間はそのようにつくられているので、彼の中にあるものはその総体としても個々のものとしても天国と相応し、また天国を通じて主と相応している。これは大きな神秘であり、それがいま明らかにされたのだ(天国の秘儀三六二四)』
(霊感者スウェデンボルグ その心理学的・心霊科学的探究 ウィルソン・ヴァン・デュセン著 第八章シンボリックな世界 巨人より引用)

ヤコブベーメ:
 『「我々自身を知るとよい。もし我々自身を見出すなら、我々は一切 を見出すのであり、我々は神をを探すためにどこへも出かける必要はないし、神に奉仕することもない。我々自身を求め、互に愛するならば、我々は神を愛しているのである。我々が互に為していること、それを我々は神に為しているのである。兄弟姉妹を求めて見出す者は、神を見出したのである。我々すべては神の内にあって、多くの肢体をもった一つの身体であり。それぞれの肢体がその仕事、統治、業をもつのである。これこそ神の不思議である」(同上p139) (ベーメ倫理思想の研究p63福島正彦著)』
(諸世紀からの伝言 諸世紀からの神話 ヤコブ・ベーメより引用)

ヨーハン・ゲオルク・ギヒテル(1638–1710):
 『「薔薇十字の沿革」より:
「レーゲンスブルクでは同地の弁護士のベーメ主義者ヨーハン・ゲオルク・ギヒテルが禁錮刑に処せられた。(中略)彼自身の思想は正統ベーメ思想よりも、またアンドレーエ流の薔薇十字思想よりも、さらに過激な接神論の傾向を帯びている。」
「薔薇十字の魔法」より:
「それでは薔薇十字団の主要事とは何か? まず何よりも主要事は団員の団結にあり、ついで無料で病気を治療すること、隣人と神に奉仕することにある。薔薇十字団の理想の最大関心事は、先にも述べたように原一者であるアントロポス――「すべての人間である一人の人間」、「一人である万人」の再発見にあった。それはノヴァーリスやブルトンが夢みた一人のグローバルな巨人、あらゆる人間がその感官の一部をなしている全人類大のいまだ見えざる巨人にひとしい存在である。」』
(ひとでなしの猫 サイケデリック鬱ワールド◆INSIDE OUTSIDERS◆バートルビーの子どもたち 種村季弘『薔薇十字の魔法』(薔薇十字社) より引用)

 韓国発の『原理講論』ですから、ウリジナル (ウリジナルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科)ニダ~とか言いそうな気がします。


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